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なぜ山に登るのか?
(January 2005, Torres del Pine, Patagonia, Chile)
トーレス・デル・パイネ山頂の夜明け
1月のパタゴニアは風が強い。岩壁の上で両手を広げ、ゆっくり
体を前に倒していく。谷から吹上げる強風が体を押し上げ、一方
で、重力は体を谷の底に引き込もうとする。風の力と重力が釣り
合いやがて体は前傾したまま静止する。まるで空に翼を広げる
コンドルのように。大空を飛んでいるような爽快感を楽しんだ。
頂上への道は
自分自身への道であり
したがって、どの山行も単独行のようなものである。
アレッサンドロ・ゴーニャ