2010/01/10
夢 1/10/'10
(July 2006, au Lapin Agile, Paris, France)
何人かで映画に来ている。「きみ」と一緒にいる。仲間の中にF氏がいる。他の人の顔は見えない。上映時間が長くインターミッションになる。映画館の外に出る。簡単な造りの建物(シネコンが入っているモールのような感じ)。フロントに広いパーキングがある。外はすっかり日暮れている。街灯りは少ない。
ホラー映画のようだった。なんの変哲もない、たいくつなストーリーだった。パーキングを歩きながら「きみ」が話しかけてきた。「休憩が終わっても映画に戻りたくない。恐ろしくて。」F氏は続きを楽しみにしているようだった。他の仲間も映画に戻るつもりのようだ。「きみ」の言葉は思いがけなかったが、私も映画に戻らないことにした。
長い休憩時間だった。映画に戻らないつもりで歩いていると、皆もついてくる。信号のある交差点から少し入ったところに、ハイチスタイルのカフェを見つけた。映画が終わるまで時間をつぶすのにいい。そう思っていると、皆が大通りに向かって戻って行くのが見える。皆は通りを渡り始め道路の真ん中で止まった。車線に沿って一列に並ぶと、「きみ」は「思いきってやってみよう」と声をかけ、車線の上を車と逆走し始めた。皆も恐るおそる小走りになる。私は、側にいる友人の警察官に急いでホイッスルを鳴らすように頼む。彼はなぜか躊躇している。ためらいながらホイッスルを口にするがうまく音が出ない。二度三度と鳴らしてようやく音が届く。笛の音に皆が立ち止まり向きを変えて整列する。