2010/02/13

夢のインデックス


(July 2005, Stockholm City Library, Stockholm, Sweden)

脳の中には夢のインデックスが隠されている。
インデックスを見れば、自分がみた夢をいつでも引き出すことができる。
その「声」が話すところによると、言葉はそれぞれ、そこにつながっている夢のストックをもっている。ある言葉を思いうかべると、つながりのある夢の一覧表があらわれる。その「声」は説明をつづけている。しかし、話している人の姿はどこにも見えない。あたりには誰もいない。何も存在していない。何もない空間。宙にういているような感覚。
その「声」がいうとおり、言葉をひとつイメージしてみた。しかし、その言葉の一覧表には何も登録されていなかった。ほかの言葉でイメージしてみる。すると一覧表の中に、登録されていた夢が現れてきた。

「うまくいきそうだ。」

そう思ったところで目が覚める。